学会案内等 > 調査・研究活動報告Survey and Research report
<2019年台風19号災害調査団>(2021.3.31)
2019年10月に発生した台風19号は,関東地方や甲信地方、東北地方で記録的な雨量となり,各地で甚大な洪水被害が発生した.
この災害に対し,応用生態工学会では,災害対応委員会の中村太士北海道大学大学院教授を災害調査団長として,生態学,河川工学,地形学など,様々な分野の会員によって,阿武隈川、久慈川・那珂川、千曲川、多摩川及び千葉県中小河川の5グループで災害調査団を結成した.
調査団では,調査を実施し,これに基づいて,「2019年台風19号(令和元年東日本台風)災害を踏まえた治水・環境への提言」(令和3年1月15日),「2019年台風19号(令和元年東日本台風)災害を踏まえた応用生態工学災害調査団の活動 報告書」(令和3年3月31日)をとりまめた.提言,報告書は,以下のとおりである.
2019年台風19号(令和元年東日本台風)災害を踏まえた治水・環境への提言(pdf:882KB)
2019年台風19号(令和元年東日本台風)災害を踏まえた応用生態工学災害調査団の活動 報告書(pdf:13,226KB)
<平成29年7月九州北部豪雨調査団報告>(2017.10.24)
平成29年7月5日から6日にかけて九州北部地方で発生した豪雨(平成29年7月九州北部豪雨)に伴い,筑後川水系において災害が発生した.
この災害に対し,応用生態工学会では,島谷幸宏九州大学大学院教授を団長とし、公募により集まった生態学,河川工学,地形学など,様々な分野の会員44名から構成される「平成29年7月九州北部豪雨調査団」を結成した。
調査団では,福岡県朝倉市、大分県日田市を対象とした現地調査(平成29年8月18日)を実施し,これに基づいて「持続的で豊かな暮らしと環境を再生するための緊急提言」(平成29年9月13日),「平成29年7月九州北部豪雨調査団報告報告書」(平成30年9月)をとりまめた.
緊急提言,報告書は,以下のとおりである.
平成29年7月九州北部豪雨調査団報告書(pdf:14,896KB)
平成29年7月九州北部豪雨調査団緊急提言(pdf:197KB)
<平成27年9月関東・東北豪雨鬼怒川災害調査報告>(2016.12.20)
平成27年9月9日から11日にかけて関東地方・東北地方で発生した豪雨(平成27年9月関東・東北豪雨)に伴い,鬼怒川において災害が発生した.
この鬼怒川災害に対し,応用生態工学会では,辻本哲郎会長からの特命による学会会長特命鬼怒川災害調査団を結成し,調査を実施した.調査団は,団長:中村太士北海道大学大学院教授,副団長:島谷幸宏九州大学大学院教授のもとに,公募により集まった生態学,河川工学,地形学など,様々な分野の会員29名から構成された.
調査団では,既存資料による調査と,茨城県常総市を主な対象とする現地調査(平成27年10月29日)を実施し,これに基づいて,「平成27年9月関東・東北豪雨を踏まえた鬼怒川での河川工事計画への提言」(2016年1月31日)と「平成27年9月関東・東北豪雨鬼怒川災害調査報告書」(2016年7月1日)を取りまとめた.
また,調査団では,平成28年2月10日に「平成27年9月関東・東北豪雨を踏まえた鬼怒川での河川工事計画への提言」を国土交通省水管理・国土保全局に提出した.
学会会長特命鬼怒川災害調査団による調査報告書と提言は,次のとおりである.