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【応用生態工学会 第13回埼玉大会 公開シンポジウム】

9月26日 (土) 13:30〜17:00

応用生態工学のフロンティア
−新技術の開発と持続的な発展−

会場 : 埼玉会館 小ホール

(趣旨)

近年の遺伝子工学、分子化学、情報工学などの分野での新しい技術の発達にはめざましいものがある。しかし、応用生態工学に関連する分野においては、現場を支える建設業、コンサルタント業などによる新しい技術の研究開発や導入の速度は、他の分野に比べて速いとは言えない。これは、学と産の連携が不十分であったり、先進的な技術はなかなか評価しにくいという行政や経営者側の考え方も原因にあるだろう。せっかく現場において様々な興味深い現象に遭遇する機会があるのに、時間がなく研究的な自由度が大きく制限を受けているという現状もある。
 このため、若い人にとっては応用生態工学に関連する分野は魅力が薄れてしまい、結果として優秀な人材が離れていってしまいかねず、行政のシンクタンクとしての役割を担っているコンサルタントが力を失ってしまう危険がある。これは学会の危機でもある。しかし、その危機を打開するための意識改革は一朝一夕にできるものではない。そこで、応用生態工学的な視点から今後取り入れられるべき新技術とは何か、どのように研究開発すべきかを議論することは、現場における技術の高度化・効率化のみならず、若い人にとって魅力ある業界の育成、ひいては応用生態工学の発展にとってきわめて重要なことである。本公開シンポジウムでは、「現場に役立つ新技術」というキーワードで今後を展望するとともに、旧来のやり方から脱却し、新しい技術の研究開発を進めるべきというメッセージを業界に発信したいと考えている。
 招待講演・事例報告では、他の分野も含めた先進的な技術の動向や導入に関するレビューや事例、今後の展望に関する講演をいただく予定である。また、パネル討論では、産官学のそれぞれの立場から忌憚のないコメントいただける方をお招きし、今後の業界の刷新などについてフロアとともに議論する予定である。刺激的なシンポジウムとしたいと考えている。

◇プログラム◇

13:30 開会挨拶 浅枝隆(埼玉大学大学院理工学研究科教授/大会実行委員長)
13:35 招待講演1「応用生態工学分野において今後望まれる技術とは」
 山室真澄 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
招待講演2「“新技術”が『河川技術』として大きく育つために必要なことを考える」
 藤田光一 国土交通省国土技術政策総合研究所環境研究官
14:55 事例報告1 『サイドスキャンソナーを用いた水中(海中)状況調査と今後の展望』
  佐藤好史 応用地質(株)

事例報告2 『リモートセンシング技術を活用した環境調査について』
  鶴間亮一 国際航業(株)

事例報告3 『河道内の樹林化予測モデルの開発』
  関根秀明 (株)建設技術研究所

事例報告4 『DNA分析をツールとした魚類の個体群解析による保全対策』   
  太田宗宏 (株)建設環境研究所

事例報告5 『DNAによる哺乳類の個体識別技術の活用』
  田悟和己 いであ(株)

事例報告6 『沿岸域の干潟再生技術―資源循環と未利用地利用の観点から―』
  藤原 靖 大成建設(株)
 15:35 パネルディスカッション『応用生態工学のフロンティア−新技術の開発と持続的な発展−』
コーディネータ: 浅枝 隆 埼玉大学大学院理工学研究科教授
パネリスト (アイウエオ順)
         :  萱場祐一 (独)土木研究所 自然共生研究センター上席研究員
           五道仁実 国土交通省河川局河川計画課 河川情報対策室長
           鑪迫典久 (独)国立環境研究所 環境リスク研究センター主任研究員
           西村達也 (株)建設技術研究所 東京本社河川部長
           藤原 靖 大成建設(株)技術センター・土木技術研究所部長
           渡辺 晋 いであ(株)国土環境研究所所長代理

*この公開シンポジウムは河川整備基金の助成を受けて実施します
*公開で無料の催しですが、席に限りがありますので事前にお申し込みください

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