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応用生態工学 13(2), 173-178, 2011

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トピックス TOPICS

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「札幌の川,ざわめく自然を体験しよう!〜研究者といっしょに魚とり〜」

有賀 望1) ・ 鈴木 玲2) ・ 渡辺 恵三3)

1) 札幌市豊平川さけ科学館 〒005-0017 札幌市南区真駒内公園2-1
2) 手稲さと川探検隊 〒006-0807 札幌市手稲区新発寒7条6丁目8-19
3) (株)北海道技術コンサルタント 〒065-0043 札幌市東区苗穂町4丁目2-8

Nozomi ARUGA1), Akira SUZUKI2), Keizo WATANABE3): Family participation events at the 14th ECES meeting in Sapporo. Ecol. Civil Eng. 13(2), 173-178, 2011.

1) Sapporo Salmon Museum, 2-1 Makomanai-kouen, Minami-ku, Sapporo, Hokkaido 005-0017, Japan
2) Teine Satogawa Tanken-tai, 7-6-8-19 Shinhasamu, Teine-ku, Sapporo, Hokkaido 006-0807, Japan
3) Hokkaido Gijutsu Consultants CO., Ltd., 4-2-8 Naebocho, Higashi-ku, Sapporo, Hokkaido 065-0807, Japan

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まえがき

第14回札幌大会における学会初めての親子参加型自由集会
応用生態工学会は, 各地域の地域特性を活かした学会活動を支援しつつ, その内容を広く周知し,多くの方々に理解いただく地域連携・普及も役割として担っている. その趣旨のもと, 2010年の札幌大会において, 会員だけを対象とするのでなく子供を含む一般の方々の参加をむしろ主とした, 学会として初めての親子参加の自由集会を豊平川さけ科学館で開催した.
集会の詳細は下記の報告をお読みいただくこととして, テーマとなっている「ざわめく自然」とは, 数年前から私がいろんな場で唱えている用語である. この「ざわめき」が意味するものは, 多様な生物たち, それを育む多様な環境, それらと人との多様な関係という3つの自然の有様であり, その多様性を五感で感じる感性の重要さを訴えるものである. 私も企画者の一員として, 集会後半から参加した. その際, 子供たちの動向を見て, この地域活動の成果を, ぜひトピックスとして記録に残していきたいと思った. そこには「自然のざわめき」を, 感性をもって多様に感じているスタッフを含む参加者の姿があったからである.
地元実行委員や講師の方々には, 本稿執筆を含め, 大変お世話になった. 今後も, こうした連携活動も通して,応用生態工学の裾野が広がることを願うものである.
森誠一(記)

line 2010年11月30日受付, 2010年12月10日受理
* e-mail: aruga@sapporo-park.or.jp line
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