国際シンポジウム:流域生態系における放射性物質動態と生物への移行
〜震災後の流域管理に向けて〜

開催案内 および ポスターセッション発表募集

 福島原発事故による放射能汚染への対応が急がれる中で、生活基盤の整備や農林水産業などにおける放射能汚染対策へ向けた様々な対応や研究が展開されている。放射能汚染は、日本における喫緊の課題であり、放射能汚染に対して産・官・学がどのように対応・連携していくことが重要となります。福島県や周辺地域においても水系網における放射性物質の動態や生態系への影響について、森林から農地や水田さらには沿岸域に至るまで、様々なモニタリングや研究が実施されています。適切かつ有効な対策の提唱には、先行事例の吟味が不可欠であることから、本国際シンポジウムでは、関連分野で多くの業績を積み重ねている専門家からの報告などを踏まえて、応用生態工学的な視点から、放射能汚染に対する環境や生態系の応答、これらの流域管理手法などについて意見交換を行います。

●共催:東京農工大学・応用生態工学会
●日時:2014年2月28日(金) 13:00−17:30 (終了後懇親会有:有料)
●場所:東京農工大学府中キャンパス2号館1階2−11
   http://www.tuat.ac.jp/basic_information/access/index.html
●参加費:無料(懇親会は別)
●同時通訳あり

●プログラム  

13:00
趣旨説明(五味高志,東京農工大学)
13:00-(40分)
Dr. Jeffrey J. Whicker (Los Alamos National Laboratory, USA)
「放射能汚染地域生態系の適応的管理」

13:50-(40分)
Dr. David J Rowan (Atomic Energy of Canada Limited, CANADA)
「淡水生態系における放射性セシウム動態:なぜ生物種間でのセシウム蓄積はばらつくのか?」

14:30-(70分)
ポスターセッション
15:40-(40分)
Dr. Karolina Stark (Stockholm University, SWEDEN)
「両生類から見た放射性物質のリスク」

16:30-(60分)
総合討論(進行:五味高志)
18:00-
懇親会(東京農工大大学生協2階オリザ)

★参加申込み★ 

お名前とご所属(学生の場合はその旨)を、2月21日(金)までに下記に送りください。懇親会(参加費一般:3000円、学生:1000円)参加希望についてもご連絡ください。
五味 高志 E-mail:メールマーク緑

★ポスターセッション★ 

国内外の森林や農地・水田における陸域や水域生態系の放射性物質動態、生物への蓄積や影響評価、震災後の生態系の復旧事例などについてのポスターセッションを開催します。ポスターはA0の縦サイズになります。ポスターセッションの参加希望者は下記に参加申し込みを行ってください。申し込みの際に、英語にて、発表タイトル、著者、所属、簡単な発表要旨(英語で250字程度)をお送りください。
【ポスターセッション申込み先】:境 優(Masaru Sakai)メールマーク緑
【ポスター発表申込締め切り】:2014年2月21日(金曜日) 17時00分まで