終了しました


 

日本生態学会 第四回自然再生講習会(応用生態工学会共催)

〜半自然草原の再生の理念と技術〜

案内チラシ・参加申込用紙(pdf)

自然再生事業を進めるに当たっては,科学的データを基礎とする順応的な管理と,多様な主体の参画と連携が重要になります.「千年の草原を次の千年に引き継ぐ」を目指して設立された阿蘇草原再生協議会の活動が今年でちょうど6年目を迎えたことから,科学的知見に基づき,効果的で持続的な自然再生事業を展開していくため,日本生態学会が主催する第4回目の自然再生講習会を阿蘇で開催することとなりました.

「生物多様性」を最前線で研究している講師が,草原や湿地を対照とした「自然再生」の考え方や手法について,かみくだいて分かりやすく解説します.また,自然再生の取り組みが進められている「阿蘇草原再生事業」も紹介されます.予備知識はとくに必要ありません.

今回の講習会は,阿蘇のみならず,全国各地の草原や湿原の自然再生事業の全体構想や事業実施計画作成にも大いに参考になるものと考えています.地元の方々はもちろんのこと,自然再生を考えている全国の方々,あるいは自然再生に興味を持つ多くの方々に,講習会に参加していただければ幸いです.
日程: 2011年10月29日(土)〜30日(日) 
 1日目: 講習会
 日時:2011年10月29日(土) 13:00〜
 会場:国立阿蘇青少年交流の家 (阿蘇市一の宮町宮地6029-1)
 2日目: 現地視察
 日時:2011年10月30日(日) 8:30 - 13:00
主催:日本生態学会 (企画:生態系管理専門委員会)
後援: 環境省,国土交通省,農林水産省,日本景観生態学会,日本緑化工学会,応用生態工学会
☆プログラム
10/29  講習会(13:00〜)
  13:00- 主催者挨拶 竹門康弘(京都大学)・高橋佳孝(阿蘇草原再生協議会)
13:10- 生物多様性からみた草原再生の理念と技術 矢原徹一(九州大学)
13:50- 重要文化景観からみた草原再生の理念と技術 中越信和(広島大学)
14:40- 火を活用した草原再生のエコロジーと実践技術 津田 智(岐阜大学)
15:20- 阿蘇草原再生事業の取り組みと課題 中島慶次(環境省九州地方環境事務所)
16:10- 質疑応答 司会 西廣淳(東京大学)
10/30  現地視察(8:30〜13:00)
  輪地切り,輪地焼き,草小積み,草泊まりなど  
☆注意事項    
・ 講習会ならびに現地視察には 事前登録が必要 です.
  希望者は必ず事前に申し込んでください.定員に達したら締め切ります.
・ 申し込みの 締め切りは10月24日(17時) です.
・ 現地視察だけの参加はご遠慮ください.
・ 参加費等は講習会の受付でお支払いください.
・ アンケートに回答した講習会参加者には,日本生態学会公認受講証明書を発行します.
・ 講習のテキストとして使用する「自然再生ハンドブック(日本生態学会編,地人書館)」は,当日会場で特別割引価格3600円(定価4200円)にて購入できます(購入自由).
 
☆定員と参加料☆  
  定員 参加料
講習会 120人 1,000円 宿泊希望の方は,別途宿泊代1550円が必要になります
現地視察 60名 1,000円
☆参加申し込み先☆
 694-0013 島根県大田市川合町吉永60
 近畿中国四国農業研究センター
 高橋佳孝(たかはしよしたか)
  電 話 0854-82-0864 / ファックス 0854-82-2280 /  メール メールマーク緑
☆行事に関する問い合わせ先☆
 西廣淳(にしひろじゅん)
 メール メールマーク緑