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応用生態工学会 東京 地域勉強会(第15回)
「農地周辺の生きものに関する話題」

【開催趣旨】
 東京都内で下記のとおり第15回勉強会「農地周辺の生きものに関する話題」を開催します。
 今回は独立行政法人農業環境技術研究所の山本さん、楠本さんに、農村環境における生物多様性に関する話題を提供していただく予定です。
 どうか奮ってご参加ください。
日 時:  2011年8月31日(水)19:00 - 20:30(予定)
場 所: 日本工営株式会社 新麹町ビル4F会議室
  (〒102-0083 東京都千代田区麹町4丁目2番地)
★会場に関する
注意事項★
  • ビル正面入口は19時で閉まりますので、必ず18時50分までに入館下さい。
    入館されたら、そのままエレベータで4階までお上がり下さい。
  • 19時以降の入館は原則できません。どうしても19時を過ぎて到着される方は、その旨事前にご連絡下さい。
    入館方法を個別にご連絡いたします。
  • セキュリティ上、入口から当該会議室までの間、及び4Fフロアのトイレ以外の部分には絶対に立ち入らないようにお願いいたします。
    上記箇所以外は、IDを持たないと通行できません。
主 催:  応用生態工学会東京
【内 容】
○話題1
話題提供者楠本良延さん(独立行政法人 農業環境技術研究所 生物多様性研究領域)
タイトル「農業活動により育まれる二次草地の維持・成立機構とその評価」
概要 2010年に開催されたCOP10を機に農村環境における生物多様性への関心が高まり,里地里山に代表される二的な自然の重要性が指摘されており,農村景観に生育・生息する希少な生物や身近な生き物の保全が求められている。かつて国土の30%を維持し農村において広く分布していた二次草地に至っては、都市化や農業形態の変化に伴い分布面積は2%に減少し、種組成の劣化、外来種の侵入などの影響で急激な衰退が懸念されている。そこで、本報告では、農村に分布する二次草地の植生調査を実施し、現在の農業活動により育まれる多様性の高い二次草地の分布状況ならびに成立・維持機構を解明するとともに、指標種を用いた評価を紹介する。
○話題2
話題提供者山本勝利さん(独立行政法人 農業環境技術研究所 生物多様性研究領域)
タイトル「農業生態系の再生に向けた生物多様性観測情報の集積と共有」
概要 今日、各地で自然再生に向けた取り組みが進んでいる。特に 農村の環境については、過去数十年の間に著しく変貌し、その結果 として、かつては普通に見られた生物種の多くが絶滅の危機に瀕し ているため、里山や水田を中心に多くの市民活動などが行われている。またその一方で、農業サイドにおいても環境負荷の低減を目的に「環境保全型農業」の普及が進められている。しかし、これらの取り組みは個別に行われてることが多く、取り組みの効果が客観的に評価されているとは言いがたい。他方、COP10で掲げられた「愛知ターゲット」を達成するためには、農業生態系における人間活動の影響を客観的に評価することが求められている。 本報告では、これらの現状認識に基づいて農業環境技術研究所が開発した「RuLIS」を中心に、各地での取り組みに伴って取得されている様々な生物多様性観測情報の集積と、その共有化を通じた活用により農村の生物多様性を総合的に評価するための試みを紹介する。
【参加料】 今回も参加者には資料代として500円のカンパをお願いしたいと思います。どうかご協力ください。
【参加申込】 人数確認のため、ご参加いただける方は、お手数ですが、広報担当の西(メール:メールマーク緑)宛てに、8/30までにお知らせください。
また、今回も資料代として500円のカンパをお願いしたいと思います。どうかごご協力ください。