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応用生態工学会 東京 地域勉強会(第10回)

【開催趣旨】
 来る2010年1月20日(水)に東京都内で下記のとおり第10回勉強会「農地周辺の生きものに関する話題」を開催します。前回に引き続き、農業と生きものに関するお話を聞いて、議論する企画としました。
 今回は農業環境技術研究所の池田さん、農業・食品産業技術総合研究機構の嶺田さんに、農地周辺の生きものへの除草剤の影響や農家による生きもの調査の事例などについて話題提供いただく予定です。
 どうか奮ってご参加ください。
日時: 2010年1月20日(水)19:00 - 20:30(予定)
場所:  (財)ダム水源地環境整備センター 3F会議室
 東京都千代田区麹町2-14-2
 (地図:http://www.wec.or.jp/center/map/map.htm
 19時を過ぎると建物のメインの出入口はシャッターが下り、通用口にはオートロックがかかります。できるだけ19時前にお越しください。19時以降の入館方法については、参加申込者には後日ご連絡します。
主催: 応用生態工学会東京
【話題提供】  テーマ:「農地周辺の生きものに関する話題」
1 池田 浩明さん (独立行政法人 農業環境技術研究所 生物多様性研究領域)
   「水田から流出した除草剤が農業水路・河川に分布する植物に及ぼす影響」
2 嶺田 拓也さん (独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 農村環境部 環境評価研究室)
   「農家による「生きもの調査」の可能性とその課題 〜畦草調査を事例として〜」
(各話題の概要は下記のとおりです。)
<概要>
話題1 水田から流出した除草剤が農業水路・河川に分布する植物に及ぼす影響
 わが国の水田では除草剤を用いた雑草防除が広く普及し,水稲用除草剤の使用最盛期には平地流水系のほとんどで除草剤が検出される時代を迎えている.しかし,水田から流出した除草剤が農業水路・河川に分布する植物に及ぼす影響は未だ不明な点が多い.
 そこで,河川敷や休耕田に分布する植物であるタコノアシ(準絶滅危惧植物)を用いた水稲用除草剤の生態影響評価の結果と農業排水路のモニタリング調査で発見した除草剤の濃度変化と連動する水生植物の季節変化について紹介する.

話題2 農家による「生きもの調査」の可能性とその課題 〜畦草調査を事例として〜
 近年,農村における農家らによる「生きもの調査」が拡がりつつある。農家の新たな環境認識ツールとしての「生きもの調査」の意義と課題を紹介するとともに,畦草調査を事例として,調査手法に関する仕掛けを概説したい。また,農村の「地域資源」である生物多様性の農家による表現手法についても触れていきたい。
【参加料】 今回も、参加者には資料代として500円のカンパをお願いしたいと思います。どうかご理解・ご協力くださいますよう、お願 いいたします。
【参加申込】 人数確認のため、ご参加いただける方は、お手数ですが、広報担当の西(メール:メールマーク緑)宛てに、前日の1月19日までにお知らせください。