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「土砂管理とダムに関する国際シンポジウム」

開催日時 2005年(平成17年)10月24日(月)−10月29日(土)
開催場所: 1)シンポジウム:東京電力(株)「電気の史料館」(横浜市鶴見区)
2)見学会:天竜川流域美和ダム,小田切川砂防,平岡ダム,佐久間ダム及び天竜川河口海岸保全事業
3)筑波研究学園都市の研究施設見学:(独)土木研究所,(独)農業工学研究所
シンポジウム討議テーマ: 1)土砂管理とダム
2)既設ダム再開発
3)水源地対策
主催: 土砂管理とダムに関する国際シンポジウム組織委員会
(委員長:豊田高司 (社)日本大ダム会議会長)
(日本大ダム会議,水文・水資源学会,応用生態工学会,ダム工学会の4団体により構成)
共催: 日本大ダム会議
中国大ダム会議
韓国大ダム会議
国際大ダム会議アジア太平洋グループ
水文・水資源学会
応用生態工学会
ダム工学会
<開催趣旨>
  地理的に近く、自然条件や産業や社会の構造が似ていて、同じようなダムに係る問題を抱えている日中韓3カ国の大ダム会議は、平成16年5月の第72回ICOLD年次例会の場で「東アジア地域ダム会議」を設立し、ダム事業の持続可能な維持発展のために毎年1回シンポジウムを持ち回りで開催し、3カ国に共通する課題を討議することを取り決めた。
 そして、シンポジウムの当面の主テーマとして貯水池堆砂問題を討議することにした。世界の中でも最も顕著な貯水池堆砂問題を抱え、長年この問題に取組んでいる日中韓3カ国が、お互いの知見や経験を持ち寄り討議することは夫々の国が抱えている問題解決に寄与するものである。その第1回シンポジウムが日中韓3カ国大ダム会議の共催として、平成16年10月に中国・西安で開催された。そして、第2回シンポジウムを平成17年10月に日本で開催することになった。
 なお、シンポジウムにおいては、主テーマの貯水池堆砂問題の討議に加えて、3カ国共通の課題をその都度、取上げて討議することとしており、第一回シンポジウムでは中国から「CFRDダム建設技術」、日本から「CGSダム建設技術」が発表され討議された。来年10月の第2回シンポジウムにおいても「既設ダム再開発」と「水源地域対策」を討議テーマとしている。
 主テーマの「土砂管理とダム」は持続可能なダム事業を推進する上で大きな課題であり、この問題は上流流域から河口周辺の海岸地域に至る流域全体として取組む必要のあるものである。同時に流域全体における地質、地形、植生、生態系に係る広範囲なアプローチを必要とし、植林、砂防、河床低下/堆砂対策、海岸侵食対策などに係る総合的、系統的な施策を必要とするものである。
 第2回シンポジウムを開催するに当り、(社)日本大ダム会議としては、貯水池堆砂問題は上述のような学際的なアプローチを必要とすることから、学術団体の水文・水資源学会、応用生態工学会およびダム工学会の協力も得て、後述の体制で実施することにした。 また、東アジア地域ダム会議の設立趣旨に基づき、ICOLDアジア太平洋グループの参加も得て「国際シンポジウム」として開催する。
☆プログラム(案)
10/23(日) 登録
10/24(月) 研究所見学(土木研究所,農業工学研究所)
Welcome Party
10/25(火) シンポジウム(東京電力:「電気の史料館」ミュージアムホール
Reception
10/26(水) 午前:シンポジウム
午後:City Tour
10/27(木) 美和ダム,小田切川砂防事業、駒ケ岳ロープウェイ
10/28(金) 平岡ダム,佐久間ダム堆砂対策
10/29(土) 天竜川河口、海岸保全事業
Farewell Party
10/30(日) 解散
 
★シンポジウムの概要 プログラム詳細(予定)  登録用紙(大ダム会議HPへリンク)
開催月日;平成17年10月25日(火)終日及び26日(水)午前の1.5日間
場所;東京電力梶u電気の史料館、Museum Hall」(横浜市鶴見区江ヶ崎町4−1)
使用言語;英語(同時通訳は日英のみとする)
10月25日(火)
  開会セッション
  基調講演;曽野綾子日本財団会長
 ゲストスピーカー;世界銀行 Mr. Alessandro Palmieri
  午前セッション;土砂管理(Sediment Management and Dams)
  午後セッション;既設ダム再開発(Dam Rehabilitation)
10月26日(水)
  午前;水源地対策セッション(Measures for Reservoir Area Development and Environmental Conservation)
  閉会セッション


※ 論文募集  
論文募集は日中韓3カ国のほかICOLDのアジア太平洋グループ加盟国も含めて、一般募集を行う。国内からの論文募集要項は別紙の通り
★見学会の概要
わが国で最も大きな流域土砂問題を抱え、各種の対策を講じている天竜川について上流の砂防工事、美和ダム堆砂対策工事、平岡ダムおよび佐久間ダムにおける堆砂対策、河口付近における海岸保全対策などを2泊3日の日程で上流から河口まで見学し、現地で流域土砂管理につき討議する。詳細日程案は下記の通り。
 なお、見学会は参加者 80名(海外40名、国内40名)、バス2台に限定の予定。
☆参加登録費用(一人当たり)
シンポジウム: 12,000円
レセプション: 10,000円
見学会: 40,000円
☆申し込み、問合せ先     
「土砂管理とダムに関する国際シンポジウム」事務局
事務局長:  佐山 實 (社)日本大ダム会議 専務理事
事務局長代理:尾嶋 晃 (社)日本大ダム会議 事務局長
所在地;(社)日本大ダム会議 内
    東京都港区愛宕1−1−11、虎ノ門八束ビル8階
    電話03‐3459‐0946、FAX 03‐3459‐0948