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応用生態工学会ニュースレター No.4

Ecological and Civil Engineering Society(ECES)


1998年7月22日 (水) 発行
〔発行所〕応用生態工学研究会事務局 :
〒102-0083 東京都千代田区麹町4-5 第七麹町ビル 226号室
TEL. 03-5216-8401 FAX. 03-5216-8520
〔発行者〕応用生態工学研究会 (編集責任者: 幹事長 :谷田一三, 事務局代表 熊野可文)

5. 河川において環境ホルモンの全国一斉調査に着手

足立敏之(建設省河川環境課)


(1) 概要

建設省では、全国の一級河川において、環境ホルモンの全国的な実態の把握を行い、 今後の対策の検討のための基礎資料とすることを目的として「水環境における内分泌撹乱化学物質に関する実態調査」 に着手することとした。全国の一級河川(ダムを含む)256地点において、環境ホルモンとして疑いのある8物質に、 人畜由来のホルモンを加えた 9物質を基本に調査するもので、7月下旬から8月初旬にかけての採水を予定している。
なお、今回の調査にあたっては、下水道部局と連携し、主要河川の主な下水処理場からの放流水を対象として調査を行うとともに、 環境庁と連携し、環境庁の実態調査と同時期に調査地点を分損して行うこととしている。

(2) 調査の実施指針

今年度の調査は、河川流況の変化や初めての実態調査であること等を考慮し、 7月に行う前期調査(水質調査のみの概況調査)と11月に行う後期調査(底質調査と魚類調査を加えた本格的な実態調査) に分けて実施することとしている。今回の調査は、このうちの前期調査である。
なお、調査結果は取りまとまり次第、速やかに公表することとしており、 9月頃には公表する予定である。

(3) 調査対象河川及び調査地点

本調査は、全国109の一級水系すべてを対象に調査を実施する。代表水系16水系については、複数地点で縦断的な調査を行う。 なお、多摩川、淀川については、主な下水処理場からの放流水についても調査する。その他河川については、 原則、代表地点1地点で調査を行う。
調査地点は、河川217地点、ダム39地点の256地点、下水処理場からの放流水10地点の併せて266地点を予定している。

(4) 調査対象物質

内分泌撹乱作用が疑われている67物質の中から、産業系及び生活系に由来する化学物質で、 年間生産量と環境中での検出状況を勘案して選定したノニルフェノール、フタル酸エステル類、ビスフェノールA、 スチレンなど8物質に、人畜由来ホルモン(17-β-エストラジオール) を加えた9物質としている。
なお、環境庁が重点的に調査する主要河川 (利根川、荒川、多摩川、淀川、筑後川)においては、 環境庁調査との整合を図る観点から、各河川の代表地点及び代表的な下水処理場で上記9物質に、 さらに14物質を加えて調査を行う。



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